週末に行われた勉強会ですが、今回は札ヨガメンバーの参加者が増えました。
一緒に学べる人が増えると力になり、多くの意見は理解にもつながります。
ありがたいです。

しかも予習が素晴らしかったです。
分からないからこそ、予習に余念を欠かさない。
持っている資料も少ないからこそ、出来ることをしっかり行っていました。

もちろん僕も自身ができる範囲で予習を行います。受講時は行ったことの復習及び確認、さらに掘り下げる為と思って挑んでいます。
先生から学ぶこと自身で学んでいくこと、どちらも必要です。
教えてもらうのは楽ですし、分かりやすいです。
それは指導する人が咀嚼したうえで伝えてくれるからです。
このことにより題材を理解するためのシークエンスができます。
その理解に至るまで、実際は相当な時間が掛かります。
それを受け取るわけですから、とてもありがたいことです。
しかしながら、シークエンスを知っているだけでは自身の理解には達しないので学んだあとに何を行うかが重要です。

Utthita Trikonasana

自身で学ぶ際、賢い人なら一つの目的のために短時間で合理的に学ぶのでしょうが、僕のように細かいところまで調べて、更にはその元となる部分までさかのぼって勉強するタイプはとにかく時間がかかります。
それに関しても良し悪しありますが、僕は自分のやり方が気に入っています。
それは様々な視点から観て、ただ見るのではなく、観る癖が付きます。
関係ないような内容でも視野を変えるとヨガに繋がっていくので、それも学びになっていきます。

分からないからこそ受け入れる空間はたくさんあります。自分自身での学びもアサナ同様大切です。

アイアンガーヨガの指導や著書は合理的に考えられていますが、自身が合理的、簡単に学びが身につくわけではありません。

アセスメントを受けるまでに「ハタヨガの神髄」や「ヨガインアクション」を写し続けたことがあります。先生の指示でした。
僕は何も考えず「YES」で行い続けました。
ある日、賢い同僚は「この写す作業に何の意味があるのですか?」と先生に尋ねました。その時、驚愕して先生がどのように答えたか覚えていない程です。
何度も写しているから分からないでもないけど、アイアンガーヨガだけでなくヨガ自体、忍耐強いことや謙虚に行えるかも大切だと僕は思っていたので、その時違和感なく行っていました。
その行為が磨かれていくのは、その後からでした。
その努力がティーチングにも活かされていくのです。

必ずしも合理的に行うのが良いとは限りません。
焦らず、出来る限りの勉強をする姿勢も大切です。