前回は「つまりNoは言わない」でした。

そうは言っても、多くの出来事や人との関りがある以上、日常断らない否定しない事を全うすることは困難です。。
何気なく否定的、Noも浮かんでしまうこともありますが、そのくらいならば人の脳は忘れるといった素晴らしい能力を持っています。。。
近年明確に「No!!」つまり断った記憶もあります。

自身の教養が足りなくて悔しかったですが、断るかどうか何度も熟考しました。
やればどうにかなると思い、出来る限りはとのことで引き受け課題の第一段階は何とか終わらせ一区切りついたのですが、正確にこなすには時間が掛かりすぎたために迷惑を掛けてしまうので、継続することができませんでした。
やればなんとかなるつもりでは居ましたが、足し算しかできない人に因数分解させるようなもので基礎部分の欠落です。自分にがっかり。

引き受けるにも現状における可能性を知ったうえで引き受けないと、迷惑が掛かると思った出来事でした。
もう少し何とかなると思ったのですが。。。
Noは言わないようにしますが、物理的に無理なのか、精神的に無理なのか、能力的に無理なのか。。。
様々なことが絡みあう事柄です。でもトライはするのですが。

B.K.S.Iyengar 札幌 ヨガ
我々は現状に甘んじることによって自らを制限している

アサナの練習においても同じようなことが起こります。
どこかが痛い、伸びない、怖い等々。超えられない部分もあります。
しかしながらアサナの理解において答えは様々あり、答えが一つでもなければ制限もありません。
だからこそ探求&追及が楽しいのです。
通常はこうだああだ、と習うのかもしれませんが。それは身体的な一部分だけの理解です。

身体的な問題があっても、アイアンガーヨガではプロップスを使用することで練習できます。
精神的な部分、身体能力等々の問題においても、アイアンガーヨガの指導員は長期間のトレーニングとその後の研鑽によって適した指示ができます。

ヨガは誰でも行うことが可能です。
そして、身体を癒すためや身体的な変化を求めるためにヨガを始める方もいると思いますが、それが少しでも達成できたのであれば、そこからが始まりです。
持続的にヨガを行うことで日常が変わり、成熟度が増し、ヨガに向かうのではなく、ヨガが寄り添ってくれるようになります。