レッスンの中に聞きそびれた、または聞いていなかった、見落とした等々あるかと思います。
或いは、見たし聞いたつもりだが、すでに記憶が曖昧な時。
始めは指導を聞いて、他の生徒を真似ることから学ぶかもしれません。
それも正しいと思います。
しかしながら、長年ヨガをされている生徒が同じを行っている場合、それは誤りです。
隣の人を見てポーズを真似しても、場合によっては 間違ってポーズを行っている人が量産 されていることがあります。
見た目的には面白くもありますが、札ヨガではそれを求めていません(笑)
最初の3年、アイアンガーヨガでは初心者として扱われますが、身体の扱い方や行為の意味、そして精神的、知的等々も向上していきます。
徐々に行為と思考が両立してくることも必要です。
身体だけの動きであれば、野生の動物のほうが優れています。
人は劣っているかもしれませんが、思考することが出来ます。
もちろんエクササイズ的にとらえれば、言われたことを行えば良いのかも知れませんが。
それならば僕は自分でトレーニングしますが。
生徒に必要な技術。見て・聞くこと
心の目に焼き付けて、心の耳に焼き付ける
そして経験して心に焼き付ける
他人を信じて真似しても、その人が間違っている場合があります。
インドで何かを尋ねる時に、僕は3~4人に聞くこともあります。
〇〇に行くのはどっち?などはよくある事です。
一人に聞くと北を指し、行った先で聞くと南を指します。その先では北を指されたり(笑)
そんなことが頻繁にあるので、数人に聞くことをするようになりました。
一人は北を指し、一人は南を指します。そんな時は動かず別の人にも聞いて、過半数を超える意見に従います。
一人目が気が付いて怪訝な顔している時もあります(笑)
噓をついているわけではなく、親切にしたいからこそ何かを語るのです。
それが間違っていても、分からないと冷たくあしらわないのです。基本的は優しい人がとても多い国です。
時には、それが困る原因になります。
レッスン中、生徒として成熟してきたのであれば経験を通して考えれば、少しのヒントで何を行うかたどり着けることもありますが、初めから集中して見て聞くことでさらに熟考できます。
真似ることも技術ですが、それを繰り返しても内的向上は望めません。
自身が行い、考えることで、刻み込まれます。
真似して正しいポーズになったとしても、間違ったとしても、自分で行った時のほうが覚えられます。
真似して間違った人のほうが問題です。
自分の為と思うのであれば、自分を信じて正直に行うことが大切です。